口座開設、おつかれさまでした。
(まだの方は、口座の選び方の記事からどうぞ。楽天証券で開設した方には、楽天証券版の設定記事があります。SBI証券をこれから開設するなら、ハピタス経由でポイントをもらう方法もあわせてどうぞ)
はじめてSBI証券にログインすると、たぶんこう思います。
「……メニュー、多くない?」
そうなんです。SBI証券は「だいたい何でもできる」最大手。その分、画面には国内株、外国株、FX、先物と、たくさんの入り口が並んでいます。全部理解しようとしたら、心が折れて当然です。
でも、安心してください。私たちが使うのは、この内ほんの一部だけ。そして最初にやる設定は、5つだけです。一度すませれば、もう触りません。つまずきやすい順に、ご案内しますね。
設定①:ログインパスワードと「取引パスワード」を整える
SBI証券には、パスワードが2つあります。
- ログインパスワード……口座に入るための鍵
- 取引パスワード……注文などの操作を確定するときに入れるパスワード。ハンコの代わりです
「鍵」と「ハンコ」は別もの。ここだけ押さえれば混乱しません。郵送やメールで届いた初期設定の案内に沿って、両方をご自身のものに変えておきましょう。
控えは、ご自身だけがわかる安全な場所に。なお、もしもの備えのメモに書くのは「SBI証券に口座がある」という事実だけで十分です。パスワードそのものは書き残さないでくださいね。
設定②:銀行連携で「入金の手間」をなくす
SBI証券は、グループの銀行とつなぐと、入金の手間がぐっと減ります。
代表が、住信SBIネット銀行との連携(SBIハイブリッド預金)です。
- 買うときに足りない分を、銀行側から自動で持ってきてくれます。「証券口座にお金を移す」作業がなくなります
- 連携した預金には、金利の優遇もあります
住信SBIネット銀行をお持ちなら、設定しておいて損はありません。SBI新生銀行にも同様の連携(SBI新生コネクト)があります。
どちらの銀行も持っていない方は、スキップでOK。普段お使いの銀行からの入金や引き落としでもまったく困りません。必要を感じたら、あとから連携できます。
設定③:積立の「支払い方法」と「貯めるポイント」を決める
次は、毎月の積立をどこから払うかです。
- 三井住友カードで払う(クレカ積立)……毎月自動で決済され、ポイントも貯まります。三井住友カードをお持ちなら第一候補
- 銀行口座から引き落とす……カードを使いたくない方はこちらで十分。②の連携をしていれば、これも自動でスムーズ
そしてSBI証券ならではの設定がひとつ。「どのポイントを貯めるか」を自分で選べます(Vポイント、Pontaポイントなど)。普段貯めているポイントを「メインポイント」に設定しておきましょう。
これを設定しておくと、投資信託を持っているだけで残高に応じてポイントが貯まる仕組み(投信マイレージ)も活きてきます。長く持ち続ける新NISAと相性のいい特典なので、最初に1回だけ、選んでおく価値があります。
(ポイントの還元率や対象カードの条件は変わることがあります。最新の条件はSBI証券の公式サイトでご確認ください)
設定④:配当金の受け取り方を「株式数比例配分方式」に
名前はいかめしいですが、この記事でいちばんお伝えしたい設定です。
株式数比例配分方式とは、株の配当金を証券口座で受け取るという設定のこと。
このサイトのSTEP3で目指す配当金投資では、新NISAで受け取る配当金が非課税になります。ところが、この設定にしていないと、NISAで買った株の配当金にも税金がかかってしまうんです。
せっかくの「税金ゼロの箱」が、配当金には効かない。もったいないですよね。設定画面で選ぶだけなので、配当金投資を始める前の、今のうちにすませておきましょう。
設定⑤:セキュリティをひと通り
最後は、お金を守る設定です。3分で終わります。
- 二段階認証・デバイス認証をオンに……ログイン時の本人確認をひとつ増やします。これがあるだけで安心感がちがいます
- ログイン通知・取引通知のメールをオンに……身に覚えのない動きに、すぐ気づけます
そして、楽天証券版でもお伝えした注意を、もう一度。
「SBI証券」を名乗るメールやSMSのリンクからは、ログインしないでください。本物そっくりの偽サイト(フィッシング)が本当に増えています。ログインは、ブックマークした公式サイトか公式アプリから。この習慣だけで、被害のほとんどは防げます。
やらなくていいことリスト
5つの設定が終わったら、あとは放っておいて大丈夫。画面にこんな案内が出ても、スルーでOKです。
- 信用取引・FX・先物などの口座開設案内……初心者の資産づくりには使いません。開設しなくてOK
- たくさんのメニューを理解しようとする……使うのは「投信積立」まわりだけ。SBI証券の広さは「あとから何かやりたくなったときの保険」くらいに思っておきましょう
- 毎日ログインして残高を見る……方針が決まっていれば、見なくていいんでしたよね
まとめ
- 最初の設定は5つだけ:①ログイン・取引パスワード ②銀行連携(住信SBIネット銀行など)③支払い方法と貯めるポイント ④株式数比例配分方式 ⑤二段階認証
- SBI証券ならではの一手間は、「貯めるポイント」を選ぶこと。投信マイレージが活きてきます
- ④の配当金の受け取り方式は、将来の配当金投資で税金ゼロを受けるための大事な準備
- ログインは必ずブックマークか公式アプリから。メニューの多さは「全部使うもの」ではなく「保険」です
設定がすんだら、口座はもう「いつでも始められる状態」です。
次はいよいよ、新NISAの積立設定。ぜんぶ覚える必要はありません。必要な3つだけ、いっしょに見ていきましょう。
→ 新NISAは、ぜんぶ覚えなくて大丈夫。最初に知るのは3つだけ
※ 本記事は特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資に関する最終判断は、ご自身の責任でお願いいたします。
※ 画面の名称・サービス内容・ポイント条件は2026年7月時点の情報です。変更されることがあるため、最新の情報はSBI証券の公式サイトでご確認ください。